HSPが反省するまでに必要なプロセス

私自身はHSPを抱えながら、週5日正職員として働いています。

しかも、職種は保育。子どもはかわいいですし、キツイ同僚=大人と過ごす時間が削られる仕事ではありますが、いかんせん命を預かる仕事。

仕事のミスでの落ち込みようは半端じゃありません。

「子どもの命を預かってるんだぞ!」というお叱りを受ければ、もちろんそれはその通りですので吐きそうなほどに落ち込んでしまいます。

反省する前に、メンタルが混乱して冷静さを保てなくなります。

そんな私が、仕事のミスに対して冷静に反省するまでに心がけてるプロセスをまとめてみました。

 

愚痴を全て吐き出す

え?自分がミスをして反省すべき段になって、愚痴を言うだと??

まじめなHSPの方はこう思うのではないでしょうか。私もそう思っていました。

自分がミスをしたのだから、自分を責める以外に選択肢はない!

自分がミスをしたのだから、いじめていいのは自分だけだ!

果たして、本当にそうでしょうか?

本当にあなただけが悪いのでしょうか?

基本、HSPの人は仕事をなまけたり、適当にやるというのは苦手な人が多いですよね。

全力で気を張って、誠意をもって仕事をしている。その中で起こったミスだからこそ、人一倍落ち込むんです。

 

悪い子になれないHSP

HSPの人って自省の塊だなぁ、って思うんです。

だから、ちょっとやそっと他人の愚痴を言ってみたところで自分勝手な人間に様変わりしたりは絶対しません。

絶っっ対に、根底には「とはいえ、自分が改善するべきポイント」を抑えているんです。その、心の底では確実に理解している反省ポイントを表面化するためにも、心のモヤモヤを取り払う作業は必要です。

ミスから反省に思考がもっていけないほど落ち込む時っていうのは、自分の中にモヤモヤやひっかかりのあることが多いと、私は気がつきました。

そのため、どんなに心に抵抗があろうと、悪い子になって思いっきり愚痴を吐く必要があるんです。

 

さあ、愚痴を言ってみよう!

真面目一辺倒で仕事をしている私たちです。

「私が悪い」「私だけが悪い」と呪詛のように唱える心のどこかに、きっと「でもね、私だって…!」と言いたい部分があるはずです。

そして、薄々お気付きのはず、自分のせいにばかりするのは一種の逃げでもあると。

自分のせいにするのは、実は一番簡単です。現状をきちんと認識せず、自分を責めるばかりなのは、あまり頭の良い行いとは言えません。

なにより、愚痴や悪口は一見よくない行いに思えますが、現状を言語化する最高のプロセスでもあります。

本音で言いたい放題言えますし、どこかエンターテイメント性がありますからね。言っているうちにどこにユーモアをはさみこもうか、なぜか楽しくなってきますよ。

現状を認識してこそ、確実に次のステップへと駆けあがれる。

いい子の殻を脱ぎ捨て、当代随一の悪い子になりきって、思いっきり悪口を言ってみましょう!

そこで、自分の中のモヤモヤを全て吐き出すと、自ずと冷静さを取り戻し、いつもよりもフラットな感情で自省ができますよ。